シニアのブログーQue sera sera

遅い結婚、遅い出産、当然娘はまだ同居。 シニアといっても、母と妻も適当ではありながら、一応現役。 日本語講師として、フリーランスで細々と仕事を継続中。 年金と少しの収入ですが、日常を少しでも「いい感じ」に過ごしたいと笑ったり、怒ったりを書いています。 萎えず、気張らず、刹那的と言われても、いい時間を大切に。 ごくごくありふれた日常ですが、立ち寄っていただければ嬉しいです。

Category: 仕事の中で

正直なところ どちらかというと
大人も子供も苦手
それが自己評価

最近日本では、就活でも使われているというMBTI
1962年にアメリカのブリックス母子によって開発された
ユングの「心理学的類型論」をもとにした「16タイプ別性格診断」

開発者がアメリカの方なので、
表現が日本人に合っているかというと
直感的には”?”となるところもあるのですが、
占いではなく心理学に基づいているというところから
ちょっと関心がありました。

①エネルギーの源泉が外向(E)か内向(I)か
②情報の処理が感覚(S)か直感(N)か
③判断の下し方が思考的(T)か感情的(F)
④世界の捉え方は判断型(J)か知覚型(P)か

これらの指標を組み合わせることで16の性格タイプが
導き出されるわけです。

①は日本人は内向(I)が多いのはうなずけます。

INTPの私は、論理的思考力があり、独創性があり、分析力がある

ということですが、つまり・・・
グチャグチャ考え
チームワークが苦手で
理屈っぽい面倒くさい奴( ´∀` )

これが客観評価

両親は日本人ですが
1歳に満たない頃から米語圏で暮らしてきた小学校高学年の子
日本的に言えば随分と自由な公立校
それでもちょっとやんちゃな子なので、
お母さまの眉間に皴が寄るようなことばかりだったようで
お母さまとの関係が少し遠くなってしまったようです

日本の公立小学校に入ったその子は
色々なことに壁を作っています
お母さま、クラスメート、授業

大人の視点は子供を思って叱っても
叱り続けることは
子供の方が自分を見ていない
大人の心理を見てしまう

大人の視点で大らかに褒めたつもりが
子供の思う視点と異なると、ムッとすることになる

校長先生 Aさんは、すごいよね、英語ペラペラなんです。
     ね、本当にすごいよね。

私 (なんか、違う。褒めて育てるって、視点がずれてませんか。)

Aさん シラ~

私 (フォローせねば!)日本語だってペラペラだよね。
   そっちの方がすごいよね。

校長先生 ???

Aさん ニヤ

Aさんは、ご両親が日本人でも、英語が母語なんです。
日本語を話せることの方がすごいことなんです。
日本人が英語が苦手だからという意識を無意識に埋め込まないでください。
もっと学年が進めば第二外国語を習うのは日本と同じなんですが
あちらでは、英語が第一ですから、他言語が第二外国語

英語が母語だから第二外国語は地域によって、
スペイン語だったり、フランス語だったり。
で、Aさんは親が日本語を話しているということなんで・・・

と、言いたかったのですが、
大人の気遣いというか、
日本語を教えるのが仕事
大人の事情で、そんなことは禁句に近い

情けない私が飲み込んでしまった
Aさんの心情的に大切なことです。

大人も子供も苦手な私が人と面と向かう
日本語教師なんて仕事をしているのはなぜ?

人の思考の向きを見るのが好き
INTPだからなのですねきっと。

私が向き合っているのはAさん
教師という専門職の方の経験値は
私にはあまり関係ありません。

日本の公立学校の先生であれば当然なのでしょうけれど
多様性にはたけていらっしゃいません
他民族が一クラスにいる状況が日常の
海外とは先生も生徒に向ける視線が異なるのでしょう


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ゲームにあるキャラで、Aさんにねだって
私に合った絵をプレゼントしてもらいました。
でも、このキャラ、実は一見キュートですが
実は醜い面も隠し持っているそうです。

おー。
お母さまという女性の性に恐ろしいものを見ているのですね。
それは、私の中にもきっとあるんだ。

でも、ありがとう。

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軽めの夕食、和風スパゲティをオーダーされました。
トッピングはアボカド、ナス、シソ

夕食前にちょっとゆっくり、
久しぶりにお香を

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どっちのお爺さんに働いていただこうかしら?

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夕方になってから働かせますか?
とでも言いたげなお爺さん
今日はサンタルウッド、緑色のお香で。

以前とパッケージが変わりましたが、
もうずっと松栄堂さんのこのお香セットを楽しんでいます。


暑いだけで気持ちがアワアワしてしまっていましたが、
今日はほんの1,2度低いだけでしたが
たいして汗をかかずに過ごせた一日
一生懸命度も7割程度、
時間の使い方も7割程度の速度
夕食の準備も、後一品を頑張らず7割程度

それでも今日も美味しいで、一日が終わります。



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オンライン講師という仕事柄ですが、課題文をたくさん読みます。
ほんの、ほんの、一部だけの抜粋ですが、気づかされたり、考えさせられたりして、課題文として解いているだけではもったいない著書ばかりです。



「しきり」の文化論
柏木 博
講談社
2004-05-21







国語では、よく「内なる文化」と「外なる文化」として日本を西洋と対比させる課題文があります。多分日本人なら根拠はなくとも日本人は「内なる文化」でしょうね。と思われるのではないでしょうか。

そうした、意識や感覚の面での内と外とのしきりを、例えば住まいにおける内外のしきりに目をむけ、鳥、虫、風、雨などの自然の音を排除するどころか、むしろそれを好ましいと思う感覚を持っている日本人を見つけてくれています。そういえば、欧米の方の多くは、虫や風の音は”ノイズ”としてとらえられているとか。

外を遮断しない曖昧な意識が近代以前には豊かにあったことを感じます。平安時代の様子を伝える絵では部屋は衝立や几帳でしきられているだけです。

そういえば、私が幼かった頃の都会のことは分かりませんが、暑い真夏の夜は”となりのトトロ”のように、蚊帳をつって、縁側は閉めずに寝た記憶があります。秋が近くなると庭からは笑ってしまうくらいの虫の音が聞こえてきました。

縁側は外なんだか、中なんだか。。。

私の大好きな場所でした。お味噌汁が冷めない距離にあった祖母の家にも縁側がありました。
祖母は縁側の近くの日当たりのいい部屋で、よく針仕事をしていました。祖母の方言混じりの穏やかな口調が大好きで、縁側にサンダルを履いたまま足をブラブラさせて、何ということもない時間を過ごした景色を思い出しました。












ここからの抜粋では、改めて「間」を考えさせてくれました。
いくつか種類があるであろう「間」のうち空間的な間、時間的な間、心理的間をわかりやすく書いてくださっています。このうち空間的な間は、前述の「しきり」同様に、日本家屋の本来は床、柱、屋根で壁がなく、やはり、平安貴族でさえ仕切る工夫はしたものの、すき間だらけの衝立、几帳、せいぜい襖の世界であったことが書かれています。

西洋の住まいは、部屋をしっかり壁で仕切り、鍵のかかる扉で密閉してしまう。これを、西洋の個人主義がこうした個室で組み立てられたのだろとし、それに比べて、日本の住まいは季節、住人の必要に応じる軽やかで、はかないものと表現されています。
こうした、空間、時間、心理の中で「間」を使う言葉もたくさんあり、間を上手に使えれば「間に合う」「間がいい」、使い方を誤れば「間違い」、締まりのない間になってしまうと「間延び」、間を読めなければ「間抜け」。

私の頭は「なるほど」の連続だったのですが、ドキッとさせられたのは、「和とは異質のもの同士が調和し、共存することで、この和が誕生するために不可欠な土台が間」ということの例示でした。「狭い部屋に意見の異なる二人を押し込めたら喧嘩がおきるけれど、二人のあいだに十分な間を与えることで共存も可能になる。」

自分の子どもにSNSの利用を許可せざるをえない日は早かれ遅かれくる昨今ですが、娘がその時期になったころ、話したのが。。。

友達と外で遊んで帰ってきたら、私達の世代はそれで次に会う日まではは一旦友達との時間が途切れたのだけれど、それが良かったと思う。今は「さよなら」をしてから、SNSでまた始まってしまって、「ただいま」と言っているのに、家族との時間をそっちのけでずっと友達との時間を過ごしている人が多いようね。ともすれば、ベッドにまで友達といるのだから、友達が毎日泊りにきているのと同じ。
私は、あなたと一緒の時間はとても大切だし、あなたにとって大切な友達とのことも理解してあげたいけれど、あなたのお友だちに毎日泊りに来ていいという気は全然ないので、家族の時間に邪魔になるような時間をスマホの中の友達とすごすなら、私とあなたが「さようなら」して、本当に一緒にいたいときにだけ一緒に過ごすということになってしまうので、そんな寂しいことはしてほしくないな。

急速に普及したスマホから、真偽を問わず溢れるほどの情報が世界中から飛び込んできます。本に書かれていることとは少し離れてしまうのですが、世界中の日本とは異なる文化を背景に持った人が発信する異質な情報が間を置くことなく。。。

ふと気づくとスマホお化けに囲まれている自分に気づいたりします。人と過ごす時間が減って、それをさほど寂しいとも感じることなく、人間関係のない画面との時間に安心してしまう自分も否定しきれません。溢れる情報とのあいだの「間」も十分にとりたい時代になってきたのかもしれないなと考えてしまったのでした。



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